薬物依存のために開発された代表的なプログラムへの取組みも行い、主に定例会にて共有しています。
CRAFT(クラフト)
CRAFTは、飲酒問題や薬物問題に悩む家族のためにアメリカで開発されたプログラムです。
コミュニティ強化法と家族トレーニングとも呼ばれ、飲酒や薬物問題を抱える本人が治療を選びやすい環境を作ることを目的としたプログラムです。アメリカでは、CRAFTを学んだ家族の約70%が本人を治療につなげたという結果が出ています。
この方法では、対立を避けながらコミュニケーションを改善し、本人の物質使用を減らし、治療へと導くことを目指します。また、家族自身の生活の質を向上させることも大きな目的の一つです。本人の問題に振り回されるのではなく、家族がより穏やかに生活できるようサポートしていきます。
12ステッププログラム
12のステップは薬物依存症者やその家族が回復へ向かうための指針として用いられています。
まず、自分が薬物依存の問題に無力であることを認め、自分の過去を振り返り、誤りを認め、傷つけた人々に向きあう努力をする…など、12のステップを踏んで内面を見つめ続け、得た知恵や体験を他者に伝えていくことを目指します。